「チャイルドシート」
   6歳未満の幼児に対して、自動車乗車中の死傷から守るために
2000年4月に義務化された

運用が始ってから一定期間が経ち、徐々に定着してはいるが、6歳未満着用率はいまだ50%前後と普及が進んでいるとは言いがたい。
いろいろな理由から、チャイルドシートはなかなか普及していないが、統計で見てみると、チャイルドシートを着用していた幼児の死亡率0.14%だが、非着用では4倍の0.57%に達している。

最近は、商品について安全性の比較ができるような表示もされていて、購入時に選びやすいような情報が提供されている。

もう一つ重要なのが、設置方法。
せっかく購入し、取り付けても、間違った取り付け方では万が一の場合に効果を発揮できない。
今までは、シートベルトを利用するタイプが多く、取り付けも難しく固定が不十分なケースもあったが、最近のほぼすべての新車には、チャイルドシートを直接車体に取り付けるための固定金具「ISO-FIX」を標準装備している。チャイルドシート自体の性能も、年々向上している。


大切な幼い命を守るため、最新の情報をチェックし、最適なチャイルドシートを利用しましょう。
義務化された「チャイルドシート」の普及実態は??
義務化の当初は、いろいろと報道もあり関心も高かったが、義務化された後に生まれた子供をもつ親の中には、義務化を知らない人も。


着用が進まない理由としては
 ○子供を座席に縛り付ける格好になり、
かわいそうだという気持ち
 ○子供が嫌がる
 ○シートベルトと違い、後付けで購入する必要があり、その価格が
1万円を超えるため躊躇してしまう
 ○取り付けが面倒
 ○違反が見つかっても
「減点1点」だけで、罰金が発生しない